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ということで、今回は直接描く方法のパート2。タブレットを持ってる人向けかな?
工程としてはペン感覚で下絵を描いてそれをトレース>彩色・・という手順で進めて行きます。
下絵を描く
ということで下絵をガリガリと描いていきます。
基本的には気楽に描いてレイアウト(構図)を固める作業が主になります。
ここでは作業に鉛筆ツールを使っていますが、こういった作業の時にはオプションを(スムーズ)より(インク)に
したほうが、より感覚に近い下絵になると思います。
下絵だからブラシでもいいような気もしますが、線が太くなりがちで取るべき線が分かりにくくなりますのであまりオススメしません。
あとこういったものはあまり消しゴムで消したりして修正してもいい結果は得られないことの方が多いので、「なんかイマイチだなぁ・・」
と感じたなら最初から書き直すのがいいですよ。
トレスする
さて大体描けたら、その線を綺麗にします。
要らない線を一本ずつ消す・・というのもアリでしょうが、基本的には線をなぞって引きなおしましょう。これをトレス作業といいます。
全体を選択したら線を薄い灰色などにしてしまいます。線を選択した状態で線のカラーを変更するだけでOK
そうしたらタイムライン上に新しいレイヤーを追加して、今までの描いていたレイヤーは(ロック)しておきましょう。
この上でなぞるように線を引きなおしていきます。大体出来たら単色で彩色してみましょう。こんな感じで出来ましたか?
そうそう、バケツツールで塗りつぶす時にはオプションの隙間の大きさを(隙間を閉じない)にしておきましょう。
髪の毛の先の方などに塗り残しが出来てしまいがちですからね。
線と塗りを分解する
さて、ここまで出来たらいつもはハンドトレスの緑の線などを入れて影入れをするところですが、今回は違う手法を用いてみましょう。
まず、線と塗りを別々のレイヤーに分けます。塗った画像をすべて選択して、新規レイヤー上に(同じ位置にペースト)して複製してやります。
そして、片方のレイヤーをロックしてあるのを確認して消しゴムで塗りだけを消してやります。(オプションのモードを"塗りを消す"にする)
同様の方法でもう一枚のレイヤーは線を消してやります。これで線と塗りだけのレイヤーがそれぞれ出来上がります。
図は塗りのレイヤーです。目だけは別レイヤーにて描かれているのではっきりしてますね。
こんな感じで出来上がったら、それぞれの塗りの色域ごとに選択し、新規レイヤー上に同じ位置にペーストしてやり、色域ごとのレイヤーを作っ
てやりましょう。複数の部分を選択するにはShiftを押しながら矢印ツールで選択していきます。
影を塗る
それぞれ分解した色域ごとにいよいよ影を塗っていきます。
ここではブラシを使います。ブラシのモードを(内側をペイント)にしてグリグリと影やハイライトの部分を塗っていきます。
大体いい感じに塗れたらペンを離してやりましょう。ちょっとしたイメージのズレは矢印ツールで修正出来るのがいいですね。
ただ、(内側をペイント)のモードは少々クセがあって、本当に内側の色だけしか塗ってくれません。つまり影の色をちょっと追加
したいな〜なんて時に、最初にペンを置いた位置が”影側の領域”だと、本当に影側の領域だけしか塗ってくれないので、見た目は
塗れてない状態になってしまうんですよね。
モードを(選択範囲をペイント)なども併用して効率よく塗っていきましょう。
色域ごとにレイヤーを分けたのも、レイヤー名をクリックするとその領域が選択できるという機能を効率的に使いたいので。慣れた
ら分ける必要もないかな?
ここまでやったらなんとなくフォトショップなどのレイヤーの透明色保護を用いたセル塗りに近いな〜と思ったと思いますが、まさにそ
んな感じです。フォトショップのようにビットマップデータではありませんのでレイヤーはかなり増やしても大丈夫だと思います。
また逆に言えばこういった工程をフラッシュ上で行って、レイヤー情報ごとを透過PNGで書き出してフォトショップ上で仕上げる・・
なんてのもアリだと思います
仕上げ
さて大体影が塗れたらブラシツールでハイライトや追加の影を入れて完成させましょう。
まず髪の毛のギザギザの作り方。別レイヤー上にハイライトのみを描きますが、細いギザギザを線を引いて描くのは誤って線がくっつい
ちゃったりして結構面倒です。そこでブラシツールを使いましょう。
適当にブラシでギザギザの線を引いたら、選択してまずスムーズをかけましょう。その後、丸くなっている先を右図のように矢印ツールで
引っ張って先を尖らせてやります。
こんな感じで線を整えてやりましょう。どうです?簡単でしょ。
という訳で、今回はセル塗りのドロー方式ペイントもイラストレーターみたいにアンカー特性を理解して無くても描ける方法・・・ということで
お送りいたしました。
次回はもう少しペイントの道具としてのフラッシュの利用法を説明したいと思います。
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