個人サイトに本当に広告は不要か?
当サイトの目標はコンテンツとして優秀なものを作れる人を応援し、一人でも多くの
人が"クリエイター"を目指して欲しいと考えています。
プロのゲーム製作者ですらクリエイター意識の低い人が多く、続編・版権物のゲームが
多く出ている現状では、個人こそが頼りの綱とも思っています。
もちろんコンテンツはそれ自体を"売る"ことの方が評価としてはストレートだと考え
ています。
ですが以前のテキストで述べたように広告による収入を目指すのは、安定的なクリエイ
ターの収入を生み出す為には必要不可欠のファクターでもあると考えます。
今回はこの広告を個人のWEBサイトの運営における観点から考えてみたいと思います。
広告は本当に邪魔なだけの存在なのか?
全般的に個人のサイトは広告バナーを貼るのは嫌われる行為のようです。
もちろんアダルトサイトのようにだましに近い広告を大量に貼るのは論外として、普通の
ポータルサイトにある程度の広告を個人が張ることがなぜいけないのか?
まずそれを今一度考えて欲しい・・企業が貼っているのはOKで個人が貼っちゃいけないの?
個人が貼るのはそんなにさもしいのか?無料領域を使っている個人サイトは"仕方がない"から
いいのか?無料サイトでなければいけないとか広告を貼るのは許せないなど、それこそ見るほう
の勝手だ。
大きなデパートなら商品を利益を上乗せして売ることはよいが、小さな商店は仕入れた原価で売れ
とでもいうのか?
もちろんこんな例えは大げさで、例えとしてはふさわしくない。だが、自分が自ら作った商品を
"売ろう"という考えを最初からまるで犯罪者のように扱う日本人がゆるせなく思う。いいじゃな
いですか?気に入らなければ買わなければいいんです。
自分で描いたCGやその他のコンテンツを無料で掲載して、単なる社交辞令的な誉め言葉で浮かれる
よりも、もっと実質的な評価を受けられる体制を作るべきではないでしょうか。
ただそれを"売る"という行為による売上だけで良し悪しを判断するのではなく、印象として"良い"
イメージを与えられるコンテンツならば広告としてなりたつものもあるのではないでしょうか?
だが、その考え方をあたらめさせることをする前に、広告を無理やり見せようとする広告代理店的
なアフェリエイトやクリック保証型の広告サービスを提供している会社のあり方を考えたい。
このままでは個人サイトの広告は、比較的アクセス数が稼げる単にCGIを設置しただけのような
検索サイトがベタベタと広告を貼っているだけで、そんな登録者にコンテンツを”提供させる”
コンテンツ泥棒のような行為が平然とまかりとおってしまい。それによってより個人広告の印象を
悪くしていると考えるべきではないでしょうか?
注:誤解しないで欲しいが、検索サイトといえど”オリジナルコンテンツ”をちゃんと提供している
のならばよいと感じています。だが、そのほとんどはサイト運営者に登録させたにすぎないのに広告
バナーを貼っているものがほとんどではないでしょうか?
知ってもらえなければ意味はないとは思うが、こういった”検索”の意味をもっと考えて欲しいと思
います。
広告は防げないのか?
結論から言えばある程度防げます。TVもコマーシャルをみたくなければビデオデッキやHDレコ
ーダーのCMカット機能を使えばかなり防ぐことが出来ます。
それと同じ事もある程度WEBでは出来ます。
大きく分けて2種類ですが、フリーウェアなどでも出来るポップアップ広告を自動的に閉じるソフト。
またフリーでは知りませんが、画像URLとリンク先が外部URLならば表示をカットする機能などを
持ったセキュリティソフトなどがあります。ただしリッテメディア広告(FLASHなど)は対象外に
なります。
広告を見せるのは悪いことだと言っている人は本当にこのことを知っていて、自分のためにそれを
導入する努力をしているのだろうか?
それと同時にどんどんとリッチメディアの広告を見せようとするアフェリエイトのスタイルも考えるべきだ。
外部リンクなども含めて、広告をカットしたければカットできるようにデザイン・構成を考えたい。
もちろん広告バナーをカットすること自体はいいことだとは言えないが、広告を貼ることに対してのクレーマーに
対してはそれなりに回避方法を用意しておけば、理論として言い訳は立つのではないか?もちろん広告が入る
ことにクレームをつけるような連中が有料の広告カットツールを購入するとは考えにくいとは思うが。
だが結局は自分の作ったコンテンツに自信を持ち、積極的にそれを利益に結びつけようという考え方が大切だ。
同時に"趣味だから無料でよい"という考え方も、本気でコンテンツを作ってクリエイターを目指している人の
足を引っ張っていると考えた方がよいのではないか?
少なくともe−Japan戦略といった形で日本の知的財産や技術をこれからの産業として考えている国策からははずれた考え方
なのではないだろうか?
現状の問題は"よい広告"がないこと
ここまで、書いてきてじゃあ広告をつければいいんだ!ともし考えても現状では私からオススメできる広告がないと
いうのが今の問題だ。
現状で個人が契約できるアフェリエイトサイトは非常に限られ、また問題も多い。その問題点を考えておこう。
- (1)成功報酬型
比較的ハードル(審査の難易度)が低くよく見かけるタイプの広告だ。
だが、これらは個人のサイトで掲載するには大きな問題があると考えています。そもそも成功報酬型は
商品が売れていくら・・というタイプ。最初は自分のサイトを経由して買ってくれたとしても、それ
以降はブックマークすることで、一切のマージンが入らない可能性もあり、同時に一定期間を経過して
十分に知名度が上がれば、提携を一方的に解消されることになります。
"広告"という本来の目的から考えれば、クリック数はもちろんのこと、表示される回数も考慮するべ
きではないだろうか?
そういう意味では個人はこれらの広告を選択すべきではない・・・といわなければいけないと考えます。
これらの広告は結果的に"タダ"で企業の広告を載せられるだけで、まったく話になりません。
とはいえ現在、当サイトではアマゾンのアフェリエイトを掲載しています。
これは広告というよりは、個人サイトのリンクコーナーなどと同じく"紹介"としてとらえて掲載しています。
オススメの商用コンテンツに対して、ただ単に紹介するだけでなく紹介と同時に買った人のコラムが読めたり、
すぐに買えたり・・という点で、システムとして非常に評価しているので掲載しているだけです。
オススメできるようなものがなければ、広告を掲載することはないでしょうね。
そういった自分が応援したいコンテンツや企業・サービスに対して無料で宣伝して応援したいと考えているのならば、
企業負担も少なくよい広告とも考えられるかもしれません。
(2)クリック保証型
これは広告をクリックすることで収入が得られるタイプです。
表示回数や成功報酬・コンテンツの充実度と組み合わせるものもありますが、現在のWEB広告において
広告して考えると主流はこのタイプです。
ただこのタイプの広告は自分の運営するコンテンツにふさわしい広告を選べないことが、多くの訪問者が見込
めない専門的すぎる情報コンテンツは、広告としにくいという点があります。
また不正行為に対してもなかなか対応が難しい為に、広告の提供側も慎重になる部分があります。
といった理由などで、まだまだ個人のコンテンツは広告環境としては難しく"広告を載せて簡単に
おこずかいを稼ぐ"なんて怪しい商法の騙しの手口になってるのではないのでしょうか?
こんなテキストを書いておいて現状ではよい広告がないというオチではなんとも寂しいところですが、
それも企業がコンテンツの重要性をまだまだ意識していないという部分があるからではないでしょうか?
もちろんお金を取れるだけのオンラインゲームコンテンツなどといったものは難しいとは思いますが、
フリーのCGI配布サイトなどはレンタルサーバーの広告などが多く見られ、"コンテンツ"と"WEBサービス"
という感じの流れが少しづつではありますが出来てきています。
今後は"商品"ではなく"(WEB)サービス"でよい商品が出てくることで、これらの問題も解決してくる
でしょうし、その"サービス"を自分で立ち上げるぐらいの意気込みで頑張って欲しいと思います。